2025-26年度、会長を拝命いたしました。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
国際ロータリーでは6月8日、会長エレクトが突然辞任されるという驚くべき事態に見舞われましたが、速やかにフランチェスコ・アレッツォ氏が会長に選出され、会長メッセージ「Unite for Good(よいことのために手を取りあおう)」は継続されることになりました。これは組織の継続性を考えれば、自然なこととして理解できます。
私は2回目の会長を務めることになりますが、初めての会長をお引き受けするにあたっての研修と今回の研修を比較すると、わずか5年しかたっていないのに、国際ロータリーが考えていることが大きく変化し始めたことを感じました。DEIという重要な価値観をベースに、会員増強という大きな難題に立ち向かうため、3years goalを各クラブで設定し、クラブにおいても1年ごとに会長が変わっても、課題解決のための方策に変更がないよう、PDCAサイクルで展開していく必要があるという理解をいたしました。
数は力なりという言葉が示すように、何事も一定の人数は必要です。高齢化が進行する社会で新しい会員を獲得するのは簡単なことではありません。会員増強にあたっては、会長自らが言葉だけでなく、行動する必要があると思いましたので、今年度、地区の会員増強委員会の委員として手を上げました。会員増強のために何が必要なのかを学び、皆様にお伝えしたいと思ったのです。
クラブにとっては、国際ロータリーが示す7つの重点分野をふまえ、地域に根差した活動を展開する必要があります。そのためには、重点分野を理解することと併せ、地域のニーズを知ることから始めましょう。
最後に、チェスター・バーナードが提唱した組織の三要素である「理念」「貢献意欲」「コミュニケーション」は、私たちクラブにもあてはまります。世界平和の実現、推進というロータリーの理念の実現に向かい、自分に何ができるか、行動するかを考え、親睦を深め、会員相互理解を深めていくという日常の活動を丁寧にしていきたいと思います。